緑という色の特殊性
自然界において
緑ほど特殊な色はない
緑はほぼ「葉」を意味すると言える
自然界を見渡してもこれほどの緑は他には見当たらない。
例えへ海の緑色でもここまでの緑は無い。
一方他の色は自然界の複数のものや事象に属する
例えば紫は花や実や日没後の空によって共有されている。
例えば紺色は深海や実や空によって共有されている。
例えば黄色やオレンジや赤は花や果実や、太陽や火によって共有されている。
だから「緑を大切に」というとき
それは植物を大切にということだと誰もが認識できる。
「紺を大切に」とか「赤を大切に」とか言われても
何のことだかわからない。
そういう風に色というものを見つめなおしてみると
「緑」というものが、いかに特殊であるかがわかる。
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緑には葉緑素による光合成という
強烈なメッセージが込められているのだ。
この緑の働きによって
地球上のほとんどの生物が命を養っていると言っても過言ではない。
地球にとっての緑は人体にとっての肝臓のようなものだ。
これを人は癒しの色だと言い
協調の色だと言い
人によっては濁ったきたない色と言う人もある
人それぞれ緑の印象は違うが
生命維持という観点からは最も重要なメッセージを持った色だということを
再認識しておく必要があると思います。
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